花たちの宴
『花たちの宴』
――これは意識的に最後にもってきました。最後を飾る様式的な雰囲気だと思ったので。
まる「この絵は,出来上がった時に缶 のラベル絵みたいになっちゃったかなと思った」
――登場するのが女の子ばかりというのもめずらしい?
まる「そうですね。桃の節句にかこつけて,女の子をいっぱい出したかった。ほら女の子っぽい妖精もいるでしょ」

――ハイ,たしかに。バックが黄色1色に近いというのも,ちょっとめずらしいかな。簡潔だけどかなり強烈な画面 になってると思う。
まる「黄色は強いですからね。むかしピンクが嫌いだったんだけど
,このシリーズの絵を描いているうちに,ピンクというか桜色好きになりました。」
――それはよいことです。オオサン君もラブリー。最後に今回のWeb個展を振り返ってみて,作者からひと言。
まる「こうして改めて眺めてみると,いろんなものを描いたなあ,という感じですか。あと,自分の好きなものしか描いてないなあ,と」
――それもよいことです。連載中,困ったことは?
まる「とにかく1枚を仕上げるのに時間がかかった。色塗りにものすごく時間がかかる。ネタは困ったことないです。というのも,キャッツ村という舞台を設定し,銀太とみる丸という主人公を設定してあるので,かれらはその世界で動いているわけ。わたしはそれをじっと観察して,おもしろい!と思ったところを切り取って描けばよいわけです。わたしの中では,みんな生きているんです」
――すばらしい! 締めの言葉として採用します。キャッツ村の物語は,パラゴン刊の『にゃんにゃかにゃん』で読むことができます。それでは,またPart3でお会いしましょう。実はPart3もできるくらいの原画がまだあります。またチャンスを見つけてやると思います。ね,まるさん。
まる「はいよー。ここまで見てくださった方,ありがとうございました!」
END